弁護士の菅野利彦です。

弁護士というのは忙しいという印象を持っている方は多いと思います。
確かに訴訟や交渉や相談、調停委員、ボランティアなど多種多様な案件が同時並行で動いているので忙しいことは間違いありません。ただ年間を通してみると4月前半と8月は裁判所の法廷の予定が少なくなります。
4月は裁判官も公務員であるため転勤の時期で裁判の予定が入りづらくなりますし、クライアントの会社も人事異動の時期で忙しく相談も少ない時期です。8月は裁判官や弁護士も夏休みをいただくために裁判の期日の調整が難しいためです。でもあらかじめ夏休みの予定を確保して組んでおかないと、手帳の空白の頁に裁判の予定や新規の事件の法廷を入れてしまい、気がつくと夏休みがとれなくなっていたという悲惨な年もありました(涙)。
私も昔はよく4月や8月の法廷の空き日程を利用して海外旅行に行きましたが、法廷はなくても相談や裁判の準備などは常にあります。不在中にクライアントの迅速な相談に応じられずご迷惑をかけてしまうこともあるので、土日だけ温泉につかったり、日帰り温泉で疲れを癒やすことも多くなりました。温泉に入っているときだけは弁護士の仕事を忘れて(なかなか忘れられませんが)、「ああ〜、日本人に生まれて良かった」と思います。
温泉っていいですね。温泉好きの弁護士菅野でした。

弁護士菅野利彦